これから順番にメールレディ、チャットレディの確定申告の流れの特集記事を組んでいきます。手続きを追って紹介していきますので、参考にしてくださいね。
チャットレディに限らず、副業や自営業で収入を得ていると確定申告は必須になります。
正直、私は面倒だな~と思うのですが確定申告をしないことで、副業が会社や内緒にしている家族にバレてしまう、税務署にバレて莫大な追徴課税を支払わなくてはならなくなるなどの不利益の方が多いですので、しっかり申告します。
マイナスの理由だけでなく、税金が高いなどの不満は置いておいて、義務ですし税金があるからこそ豊かな暮らしをしていますのでそれなりの収入を得たら納めていくというのは当然のことです。
もし、悩んでいたら先にこちらを読んで見てください。
確定申告をするにあたって、2つの方法がありますのでまずはどの方法を選択するかも含めて簡単に紹介しますね。
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青色申告vs白色申告
税務署に確定申告(所得と納税額を申し出る)するときに2つの方法があります。
あなたも聞いたことがあると思いますが青色申告と白色申告があります。
白色申告が簡単という印象があるかと思いますが、実はさほど違いはなく、青色申告のほうが得をすることが多いですのでおすすめです。
当サイトでも青色申告の手続きに沿って紹介していきます。
簡単解説:青色申告
不動産による収入、何かしらの事業による収入(チャットレディも含む)などを得ている会社や個人(事業者という)が、所得と納税額について申し出る方法です。
毎日の取引明細を帳簿という書類に記録して、その結果を確定申告書に記載して申告する制度です。
複式簿記という方法で帳簿に記録するため、知識やその分手間がかかるのですが、今はわかりやすい説明やソフトが自動で作成してくれるため、敷居は低くなっています。
事業の儲けから65万円を無条件で差し引けるなど、税金が安くなる特典があるのがメリットです。
ですので白色申告と比較して節税効果の高い申告制度です。
税務署に事前に申請書を提出し、承認を受ける必要があります。承認を受けるというと大掛かりに感じてしまうでしょうが、簡単に承認をいただけます。
簡単解説:白色申告
青色申告の申請書を提出していない事業者が行う確定申告制度です。
2014年(平成26年)分からは、すべての白色申告者に「帳簿への記帳」と「帳簿等の保存(期間5~7年)」が義務づけられました。
2014年より前は簡単にできるということで、それほど収入の多くない事業者は白色申告を選んでいましたが、今では受けられるメリットが少なくなっているためこれから申告する場合は青色申告の方がいいかもしれません。
確定申告は3種類から選べる
白色申告の申告方法は1通りですが、青色申告は2通りあります。
ですので、確定申告には合わせて3種類の方法があります。
青色申告では帳簿の付け方で、 10万円控除か65万円控除かを選択できますが、65万円控除のほうが断然お得です。
少しの手間をかければ、お得度がアップします。
青色申告の方がお得な理由
確定申告では、税制上のいろいろな特典がある青色申告の65万円控除がお得です。
2014年度(平成26年分)からすべての白色申告者に帳簿付けが義務付けられたこともあり、白色申告と青色申告にかかる労力の差が小さくなりました。
私は家族の確定申告はまだ白色申告なのですが、これを機に特典が大きい青色申告にしたいと思います。
細かな点では、まだまだ青色申告のほうが手間がかかりますが、その手間を補って余りあるだけの特典を受けることができます。
当サイトでも青色申告で確定申告をしていきますが、ネットで調べたり、少し詳しい人に聞くと誰もが青色申告を勧めると思いますよ。
青色申告おすすめ①65万円の控除が受けられる”青色申告特別控除”
青色申告の一番の特典は、65万円の特別控除が受けられることです。
複式簿記で帳簿をつけることで無条件に65万円を儲けから差し引けます。
複式簿記って難しいなと思いますよね。実は私は簿記を勉強したことがありませんので全くわかりません。でも便利なソフトがありますので、そのソフトを使って機械的に作成していきます。
ソフトについても使い方もこの後紹介するので是非最後まで読んでみて下さい。
この65万円控除は、確定申告の期限とされている3月15日までに確定申告書を提出することが条件になります。1日でも遅れてしまうと10万の特別控除になってしまいます。
期限を守れる人だけに用意された特典なのですね。2年間に渡り、期限を守らず3月15日以降に確定申告をすると青色申告自体が取り消されてしまいますので、期限厳守だけはしっかり覚えておきましょう。
白色申告には、特別控除がありません。
青色申告おすすめ②赤字を3年間も繰り越せる
お仕事を始めたばかりの時は、当然のことながら経費ばかりがかかり、赤字になることがありますよね。
特に在宅のチャットレディでも始めにWEBカメラ、洋服やウィッグなどを購入してもすぐにお仕事でかかった経費分を稼ぐことが難しいです。
このときに利用できるのが青色申告の特典「純損失の繰越し控除」です。
これはその年の事業の赤字を、翌年以降の3年間に発生した事業黒字と相殺できる制度です。
例えば、前年が赤字50万円で、翌年が黒字100万円の場合は、白色申告では100万円の黒字に対する税金を支払いますが、青色申告ならば50万円(100万円-50万円)に対する税金だけを払えばよくなります。
それを3回も適用できるとはうれしい特典です!
青色申告おすすめ③お仕事を手伝う家族への給与が経費にできる
これはチャットレディではあまり関係がないと思いますので参考までに…
原則、家族に払う給料などは、費用になりませんが、青色申告の場合は、一緒に生活をする家族などにたいする給与も経費にできます。
ただし、専従じゃないといけないなどの縛りがあります。
青色申告おすすめ④30万円未満の固定資産を全額経費にできる
パソコンやWEBカメラなどは在宅でチャットレディをするときは場合によって必需品になってきますよね。
しかも1年以上利用するものです。本来ならば、使用できる期間にわたって費用に計上する減価償却という方法で申告しなければいけません。
しかし、青色申告では、「減価償却の特例」があり、30万円未満のものを購入したときに全額費用にすることができます。白色申告に比べ青色申告の方が早く費用に計上できるので、それだけ税金を安くできます。
もちろん、減価償却によって少しずつ経費として計上できますのでどちらかを選ぶことができます。
青色申告おすすめ⑤在宅の場合、家賃などの一部も経費にできる
在宅チャットレディの場合は家賃や電気代などの「家事関連費」は、家事按分(あんぶん)をすることで、経費に計上できます。
経費になるのは、あくまで仕事の部分だけなので合理的な判断が必要です。
部屋が3部屋ある自宅の1部屋でお仕事をしているとしましょう。
家賃の1/3だけれども1日中お仕事しているわけでもないので、例えば6時間チャットレディをしているのならば、
家賃×1/3×6/24という計算で計上します。
ただし上記はあくまで参考ですので、詳しくは自治体開催の確定申告無料相談や税務署で聞くといいですよ。
始めは大変ですが、計算方法がわかれば、それで毎年申告できますからね!
電気代やインターネットのプロバイダ費用もこの要領で按分できますので助かりますね。
1年目は大変だけれども、それ以降は楽に
いかがでしたか。
ここまでお話してきましたが、やはり青色申告で確定申告したほうがずっとメリットが多いということです。
ただし、順番が大変です。
時間がなく、チャットレディを副業でしていて本業の収入から確定申告費用を出せるあなたは税理士さんに丸投げという選択肢もいいと思います。
しかし、そんな余裕がない、これからのために少しでも確定申告の知識や税金に対する意識を持っておきたいというあなたは、始めは大変ですがここを乗り切れば後は楽になると思います。
確定申告をしない方法だとあまり稼げない、確定申告をする方法だと大きく稼げるが面倒(と思われている)だからです。
また、税金を納めたり、確定申告をすることで会社やご主人にバレることを心配しているチャットレディも多いです。
わたしはチャットレディ以外の内容で確定申告経験があるのですが、チャットレディの場合は会社やパート勤めと受け取る報酬が違うので、調べて勉強しました。
そこで確認できたことは、チャットレディやテレフォンレディでお仕事するときには確定申告を念頭に入れておくと却って気が楽、可能性が広がるということです。
確定申告は英語で”Tax-return”というそうです。”税金が戻る”という意味なんですね。
残念ながらチャットレディの場合、確定申告することは所得税なり住民税なりを支払わなくてはならないのですが、その分、多く所得を得たということです。
私自身のメモ帳として、あなた自身が思い切って確定申告をすることで収入を増やすお手伝いとして確定申告の手順を紹介していきます。
役立ててくださいね!
確定申告に向けて予備知識(バレる、バレないケースも含む)
まずは、誰もが不安に感じている、周囲にバレることと確定申告の関係についての記事です。
確定申告実践編
こちらでは、実際の確定申告に向けて初めての方でもわかるように順を追って紹介していきます。
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